「戦略」と「戦術」について

今回は、労務管理のテーマとは少し趣を変えて経営に関する内容をお届けしたいと思います。

今回は、「戦略」と「戦術」についてお話したいと思います。
 
 
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まず、「戦略」を考えることが重要です


事業を始めたら、当然、売上げを伸ばさなければなりません。

売上げを伸ばすには当たり前の事ですが、お客様を増やさなければなりません。
 
しかし、一口にお客様を増やすと言ってもどのようにすれば良いのでしょうか?

私自身も様々なセミナーや書籍で勉強しました。

その中でまず考えなければならないのは、「戦略」と「戦術」です。
 
 
「戦略」と「戦術」?と思われたかもしれませんね。

「売上げを伸ばそう」

「顧客数を増大させよう」

と思ったら、何らかの方法を考えなくてはならないですよね。
 
私は、この「戦略」と「戦術」は売上げを増やす事において非常に重要であると考えます。
 
そして、大切な事は、「戦略」と「戦術」を分けて考えなくてはならないのです。
 
 
さらに重要な事は、必ず最初に「戦略」を考える事です。
 


ここで「戦略」と「戦術」について簡単に触れたいと思います。
 
「戦略」とは、例えば、小売業で売上げを伸ばすために

・チラシを使って売上げを伸ばす
・インターネットを利用する
・マスコミを使用する

といった大まかな方向性です。
 
 
それに対し「戦術」とは

・折込チラシが良いのか?フリーペーパーが良いのか?ポスティングが良いのか?
・効果的な見出しは?
・チラシの色は?
・アクセスを増やすには?
・マスコミで効果がある媒体は?

といった細部における検討です。
 
 
では、何故「戦略」を最初に考える事が必要なのか、例を挙げてみます。
 
売上げを伸ばす方法として「口コミ」があります。

これは「戦略」と言えます。

「口コミ」には考えなければならない点がありますが(「口コミ」については、今後詳しく取り上げたいと思います)、その1つに「日常会話で話題に上る確率」を考える必要があります。
 
つまり、「口コミ」の効果が期待できるのは、私達の日常生活で話題が出やすい業種は効果が期待できます。
 
 
しかし、反対に普段の会話でほとんど話題に上らない業種は、効果が出にくいと言えます。

例えば、墓石を販売する会社が、「口コミ」を戦略とした場合どうでしょう?

私達の普段の会話で「墓石」が話題に上る確率は少ないでしょう。

という事は「口コミ」の効果を期待するのは非常に厳しいと言えます。

もちろん、葬儀や弔事の時などには話題に上り、逆に情報量が少ない分、その時には効果が十分考えられます。
 
 
しかし、「コンスタントに売上げを上げていく」という面から考えれば、そのような時の「口コミ」だけでは、どうしても不十分となります。

ですから、いくら紹介をお願いしたり、ご紹介カードを作ったりという「戦術」面ばかり考えても、元々の「戦略」がその業種には不向きであったら、効果がほとんど期待できないと言えます。

どうしても、「口コミ」といった「戦略」を考えるなら、日常会話では話題に上りにくく、『「口コミ」での効果は限定的である』という事を前提で考えるべきです。
 
逆に言えば「飲食店」「小売業」などは、日常会話でも取り上げられやすいので「口コミ」効果は非常に期待できるので、このような場合には、より良い「戦術」を用いれば非常に期待を持てる事となります。
 
 
多くの方が「戦略」と「戦術」をあまり意識されていないのが実情かと思います。

ですから、まず正しい「戦略」を考える事が「売上げを増やす」第1歩と言えます。

今後のご参考になさっていただければ幸いです。
 
 
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社会保険労務士 松本 容昌
 
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