助成金には、様々な条件が定められていて、当然、それらの条件を満たさなければ助成金は支給されません。
しかし、助成金を受給できる条件は整っているにも関わらず、助成金をもらうことができない場合もあります。
本ブログでは、助成金を少し違った角度からお話ししてみたいと思います。
【関連記事】 >>素朴な疑問!助成金と補助金の違いは?
助成金自体を知らない場合も・・・
ご存知のように助成金は、国の制度ですので、条件等が明確に定められています。
従って、条件を満たさない場合には、助成金を受給する事は、出来ない事となります。
しかし、助成金を受給できないケースは、実は、要件を満たしていないだけではありません。
要件を満たしていても、助成金自体を知らなかった、ために受給できないケースがあります。
実は、「知らなかった」という理由は非常に多いのではないかと思います。
日本は、多くを申請主義を取っています。助成金のように申請して初めて受給できる制度が非常に多いのです。
助成金は、申請手順が重要です
ところで、助成金を受給できないケースは、まだいくつかあります。
助成金は、申請手順が非常に重要となってきます。
つまり、せっかく要件を満たしていても、手順を間違ってしまうと助成金を受給することができなくなってしまいます。
少し前ですが、このようなことがありました。
私のブログを見て助成金のことは、既にご存知の方から電話をいただきました。
その方は、前から助成金について詳しく聞きたかったのですが、なかなか電話をかけれなかった、とのことでした。
詳しくお話を聞くと、その方は、お問い合わせいただいた助成金の要件を何の問題も無く満たしていたのです。
しかし、私のところにお電話をいただいた時には、残念ながら、申請手順の関係で助成金を受給する事はできない状況でした。
あと、1ヶ月早くお電話をいただければ、助成金を受給することができました。
助成金というものは、かなり早い段階から準備等を行う必要があります。
実は、この準備は、想像以上に早い段階からなんです。
まだ、具体的な事は、あまり決まっていない程度で丁度良い位なんです。
確かに、「他の人に聞く」ということは勇気がいることかと思います。
しかし、本当に助成金は、ほんの僅かなタイミングのずれで、受給できなくなってしまいます。
逆に、あと1日遅かったら助成金を受給できなかったけど、幸運にも1日遅くならなかったために、助成金を受給できたケースもあります。
残念ながら、私の方から私が出来るのは、一方的にこのようにブログを書いたりすることしか基本的にはできません。
後は、来るアクションを待っているだけです。
ですから、私としては「タイミング」についてどうすることもできません。
「タイミング」を動かせるのは、事業主の方でしかありません。
仮に、ご相談をいただいて、結果的に助成金の要件を満たしていない場合であってもご心配は必要ありません。
それはお話を聞いて初めてわかることですので、皆様、「詳しいことがわかって、かえって諦めもつくし、すっきりした」と思われるものです。
助成金は、タイミングが本当に大事であるという事を、改めて痛感することがありましたので、このような内容を書かせていただきました。
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社会保険労務士 松本 容昌
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