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こんにちは

「聞きやすい」「わかりやすい」「何でも聞ける」

15年の経験と実績に加え迅速な対応と実行力で、労働トラブルを防止し労務管理適正化を実現することで会社の更なる発展に貢献する

経営の安心・安定実現コンサルタント
松本容昌  です。

 

今回は、出向社員と派遣社員との違いについてお話したいと思います。

出向や派遣は特殊な形の雇用形態となり、特に派遣は、様々な問題を含み、幾度に渡って、派遣に関する法律が改正されてきました。

従業員を出向させたり、派遣で従業員を受け入れたりと、出向や派遣は、今後も事業経営により密接な関わりを持ってくると言えます。

 

 

労働契約が移るか否かがポイントとなります

 

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出向も派遣も、現在雇用されている会社から別の会社で働く状態となることは同じなのですが、出向と派遣は、全く別のものです。

出向と派遣との違いを理解するために、まず、用語について説明します。

出向では、現在、雇用されている会社を出向元と言い、出向元から労働することを命じられる会社を出向先と言います。

派遣の場合も、現在雇用されている会社(通常は、派遣会社となります)を派遣元、派遣されて実際に働く会社を派遣先と言います。

出向も派遣も、従業員は、まず出向元、派遣元と労働契約(雇用契約)を結んでいることが
前提となります。

そして、出向も派遣も労働契約を結んで会社では無い、別の会社で指揮命令を受けることも同じです。

 

出向と派遣も違いは、従業員が出向元又は派遣元と結んだ労働契約が、出向先又は派遣先に移るか
否かです。

出向の場合は、従業員が出向元と結んだ労働契約の一部又は全部が、出向先へ移ることとなります。

それに対して、派遣の場合は、派遣元との労働契約は、派遣先へは移らず指揮命令権だけが派遣先へ移ることとなります。
 
 
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これだけでは、よく分からないかと思いますので1つ事例を挙げて説明したいと思います。

労働契約では、労働時間について規定します。

そして、その契約の中に「始業・終業時刻を業務の都合により変更する場合がある」という条項があったとします。

出向の場合で、この労働契約が、出向先へ移ったとすると、従業員は、出向先とこの条項について労働契約を結ぶこととなります。

その結果、始業・終業時刻を業務の都合により変更する必要が生じた場合には、出向先は、その従業員に対して、労働契約に基づいて、始業・終業の時刻の変更をすることができます。

 

しかし、派遣の場合は、労働契約は、派遣先へは移らず、あくまで業務に関する指揮命令権だけが移るので、仮に、始業・終業時刻を業務の都合により変更する必要が生じた場合でも、それを命令できるのは、労働契約の相手方である派遣元となります。

現実には、派遣先と派遣元とで話し合って、派遣先が、従業員に始業・終業時刻の変更を命じることとなるのでしょうが、労働契約の観点から考えれば、始業・終業時刻の変更を命じることができるのは、派遣元となります。

同じような観点から考えれば、給料に関する労働契約が、出向先に移れば、出向先から給料が支払われることはありえますが、派遣の場合は、派遣先から給料が支払われることは無いこととなります。

このように、出向と派遣の違いは、労働契約の一部又は全部が移るか否かが重要なポイントとなります。

 

ところで、出向と派遣の違いについては、専門書や専門サイトでは、概ね上記のような内容で書かれています。

しかし、このような説明では、具体的にどのような点を注意すべきかがわかり難いかと言えます。

次回は、出向と派遣の違いについて、もう少し日常業務に関連する事項を基にお話したいと思います。
 
 
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本日もお読みいただきましてありがとうございます。
社会保険労務士 松本 容昌
 
 
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