助成金は、返済不要で使用目的も問われないため、経営者にとっては、非常に魅力的な制度です。しかし、助成金は、申請主義でもあるため、ごく一部の企業にしか利用されていないのが実情かと言えます。今回のブログでは、いくつかの助成金について、活用できる機会について簡潔にまとめてみました。

我が国は、団塊の世代の退職、超少子高齢化等の影響で、労働人口は急激に減少しています。パイそのものが無い状況の中で、いかに人材不足を解消していくか？という非常に難しい問題に直面しています。人材不足の問題を考える場合に、「これまで経験したことが無い、非常に難しい現状に置かれている。」ということをまずは認識することが重要ではないかと思います。

高年齢者雇用安定法により労働者の雇用が、６５歳まで義務化されています。また、定年後の労働者を再雇用する場合、その労働者の身分の定義を就業規則に明確にしておくことが重要となってきます。

トライアル雇用奨励金は、職業経験、技能、知識等から安定的な就職が困難な労働者を雇用後、一定期間のトライアル期間を設けることにより支給される助成金です。現在、助成金の対象となる労働者が従来より拡大されているので、利用しやすくなっています。